言語芸術 LANGUAGE ARTS ZINE
¥7,700
このたびhave a good timeではアーティストStephen Powersを迎え、3月15日から3月23日まで『have a good class Vol.1』を開催します。
一昨年に東京・原宿で自身のアトリエ兼ギャラリーとなるESPOKYOをオープンさせて以来、日本とアメリカを行き来しているStephen Powers。今日のようにアーティストとして活動し始めるまでの彼はESPOという名前で、グラフィティライターとして活躍していました。
現在の彼の作品に用いられる独特の言語とそれらを表現するバリエーションに富んだレタリング。
それを可能としているのはグラフィティライターとしてオリジナリティを追求するべく何千、何万回と繰り返し書くことで培った流れるようなハンドスタイルと感性であることに疑いはありません。
多くのライター同様にグラフィティにおいて「TAGこそが最も重要なツールだ」という彼はTAGを”One Line Story(一つの線の物語)”と称します。『have a good class Vol.1』ではESPOとして生み出した様々なTAGを中心に貴重なStephen “ESPO” Powersの物語の一つを私たちにお披露目してくれます。
書くことは、自分の物語を伝える手段だ。本に書かれたあなたの文章を読む人は限られているが、壁に書かれたあなたの文章は誰もが読むことができるだろう。本に書かれた文章は長く残るが、壁に書かれた文章は長く残らないかもしれない。本に書かれたことは過去や想像上の未来に起こった/起こる物語だが、壁に書かれたことは書かれたとおりに起こっている物語である。壁に書かれたことはニュースになり、そしてニュースをも壊す。壁に書かれた名前を人が見るとき、それがたとえ千年前に書かれたものであっても、書かれた瞬間と同じように新鮮である。 そしてその名前から書いている人間の動きが見える。指で文字をなぞり、書いた人がその名前をどのような手段で書いたかを推測する。書き手の動機を推測する必要はない。本であろうと壁であろうと、ノートの余白であろうとトイレの個室であろうと。私たちは読まれるために書く。
書いたのに読まれないことは無駄な努力ではない。人に読まれる、読まれないに関係なくライターは書きつづける必要がある。書くことの信念は読まれることだが、書くことの実践はただ書くことである。鳥がさえずり、アライグマがゴミ箱を漁るように、ライターは書く必要がある。 すべてのライターは書き続けるべきだ、紙とペンを使って。壁を狙うライターは手首を鍛え、詩人は構文を伸ばす、どちらも同じことである。私たちはライターになるために書く。
このショーは明確に書くことをテーマにしている、綺麗にそしてクールに。
*サイン入りポストイット付き。
*ナンバリングあり。
-
S/S TEE -
L/S TEE, CREWNECK -
HOODIE -
SHIRT -
SHORT PANTS -
PANTS